中古住宅選びならコレ！再び注目されている平屋住宅
「平屋」とは1階建ての建物のことで、全体の構造が1階のみで成り立っています。日本の伝統的な民家によく見られる造りです。少し前までは効率的に広いスペースを確保できる2階建てが人気でした。しかし、ここ最近の少子化や高齢化などに伴い、部屋数が少なく、移動がしやすい平屋が再び脚光を浴びています。
では、平屋に住むメリットとはどんなものが挙げられるでしょうか？
平屋住宅に住むメリットは？
平屋が選ばれているメリットは3つあります。まず、1つ目は移動が楽にでき体に負担がかからないということが挙げられます。平屋は1階建てなので階段がありません。全ての部屋を平行移動でき、掃除、子供や高齢者の世話などがしやすい点はメリットといえます。
2つ目に、構造上2階からかかる重さを気にする必要がありません。高さがない分、地震の揺れの影響が少なく、台風などの自然災害に強いという点でも安心して住むことができます。しかもワンフロアなので、天井を高くとることができ、開放感のある空間や日当たり良好な家を作ることも可能です。
3つ目に、リノベーションやメンテナンスコストが安いという点です。平屋住宅の場合、大きさにもよりますが、階段面積やバルコニー部分がないので、2階建てより安くリノベーションできるケースが多いです。また、入居後の屋根や外壁の改修時に2階や3階建てのような足場を組む必要がないため、施工費を抑えることができるのも嬉しいポイントです。
平屋住宅のデメリットは？
では、次に平屋でのデメリットはどんなものが挙げられるでしょうか？1つ目は防犯対策が重要な点です。よく日が当たる明るい部屋にするためには、必然的に窓を多く設置することになります。また、2階がないので、1階部分にある窓の数が増えることになり、外部から侵入される可能性も高くなってしまうため、防犯対策をしっかり行う必要がでてきます。
2つ目は、洪水や浸水被害に弱い点です。2階との行き来がいらないというのが平屋のメリットですが、洪水や床上浸水などの際に、逃げ場がなくなってしまう可能性があります。できるだけ河川や海などの側は避けたほうがいいかもしれません。
3つ目は、個人のプライバシーの保護です。平屋は開放的で家族とのコミュニケーションが取りやすい反面、プライバシーの確保が難しく、子供がいる家庭などは、間取りに配慮が必要です。
