物件の定期的なメンテナンスを
引っ越し先を考えるとき、地域の治安や税金、行政サービスの善し悪し、駅やスーパーや学校など公共施設までの距離、そして価格・・・といろいろな条件を考えます。でも実はあれこれと詳細な条件を頭で考えていても、いちばんの決め手になるのは内覧の印象です。
その家を見てひと目で惚れ込んでしまうと、「ちょっと高いけど多少無理すればなんとかなるか・・・」「駅まで遠いのは逆に運動になっていいかもしれない」などと、そこに決める理由を考え始めるものです。逆にほかのすべての条件が揃っていても、内覧の印象が悪ければその家には絶対に決めません。
つまり売り手にとって内覧はいちばんの勝負どころ!内覧が来る前に家の中や外観をきれいにしておくのはもちろんですが、重要なのは定期的にメンテナンスをしておくことです。大掃除や模様替えを定期的にしていれば、家を美しく新鮮なまま保つことができて、高額査定にもつながります。
仲介による売却と買取の価格差
家を売る方法として、不動産会社に仲介を頼んで売り出す方法のほかにもう1つ、不動産買い取りシステムというのがある、というのは「家・土地の売却をお考えの方向けガイド」でもお話しましたが、この不動産買い取りシステムのメリットをご紹介しましょう。
まずは早く現金化できること。買い取ってくれる不動産会社が見つかれば、1ヶ月以内、早ければ数週間ですべての手続きが完了し、現金が手に入ります。通常の売却と違って現金化するまでの期間が読めますので、その後の計画も立てやすいですね。
そしてもう1つの大きなメリットは人に知られず売却できるという点でしょうか。親族や友人、ご近所に知られず家を売却したい場合もあると思います。広告宣伝が必要ないので誰にも知られずに行うことができます。
ではデメリットは何か、というと金額がぐっと下がってしまうことです。一般的に、買取価格は市場に出して売却する場合の60%~70%と言われます。不動産会社も買い取った物件をその後売らなければならないので、そのために必要なリフォームなどの代金を考慮してできるだけ安く買い取ります。
自分の状況に合わせて、いちばん良い方法を賢く選択しましょう。