不動産会社の不注意によるトラブルとその予防策
不動産の取引には多額のお金が動くため、それぞれの立場の人が損をしたくない、得をしたいと思う気持ちが引き起こすトラブルも絶えません。たとえば土地と物件を購入した後になって、自分の庭だと思っていた場所が隣の家の敷地だった!なんていうトラブルもあります。これは土地の境界を示す境界測定測量図を不動産会社がきちんと確認しておかなかったことで起こった問題です。
ほかにも、実は車で公道まで出られる道がなかった、違法建築物件だった、騒音や異臭がすごかった、過去に火災があったことを知らされていなかった、などなど、不動産会社が確認と報告を怠ったことで、後に不動産会社だけでなく売り主も責任を問われた事例がたくさんあります。
トラブルに巻き込まれないようにするには、そういった注意すべきポイントを事前にきちんと説明してくれる不動産会社を探すことが重要ですが、そういうきちんとした不動産会社かどうかを判断するための知識を身につけておくことも大切です。
悪質な勧誘電話とその対処法
家を買いたいな・・・と思ってちょっと不動産屋さんに寄ってみただけの人でも、その後悪質な勧誘電話に悩まされたという経験がある人は多いんじゃないでしょうか。私は最初の家を買うときも、次の買い換えのときにも名古屋の不動産会社を訪ねまくったので、しばらくの間、勧誘の電話が毎日のようにかかって来ました。
断ってもしつこくかけて来る、長時間電話を切らせてくれない、深夜・早朝にあるいは職場までかけてくる、あげく脅迫めいた発言をする、などいろんな人がいました。こういった事例は後を絶ちませんが、なかには自宅まで押しかけて来て脅迫めいた発言をくり返す、という不動産会社もあるようです。
こういう目に逢ったときには、自分1人で対応しようとせず、具体的な状況と様子・日時・事業者の会社名・担当者名をメモしておいて、担当の行政庁に連絡しましょう。建設業者・宅建業者等企業情報検索システムのHPで、連絡すべき行政庁を検索できます。