マイホームは中古住宅をリノベーションするのが流行り？
近年マイホームを購入する人は、新築よりも中古物件を選択することの方が多くなってきているようです。その理由としては、金額を安く済ませられる上に、立地や広さなどの条件の幅が広がるからです。
中古住宅を購入してそのまま住むわけではなく、内装や浴室、キッチンなどをリノベーションするのが今の流行りです。リノベーションやリフォームの技術は年々向上しており、中古住宅もリノベーションすれば新築のように綺麗になります。自分たちの望むような内装や外装にできる点でも人気があるようです。
しかしながら、実際に戸建てをリノベーションしようとすると費用がかさむのではないかという疑問や、耐震性や耐久性の問題といった話もよく聞きますね。中古住宅を選んだ人はどのような理由で選んでいるのでしょうか？
中古住宅のリノベーションが選ばれている理由
中古住宅を選択する理由のひとつとして、駅や繁華街の近くに住みたいという人の増加が挙げられます。駅や繁華街などの人気のあるエリアは、すでに住宅地が作られています。住宅地というのは中心地から徐々に郊外へ向けて広がっていきます。
現状、人気エリアに新築の戸建てやマンションを建てるために土地から探すことは難しく、新築物件となると郊外のエリアが多くなってしまうのはそのためです。繁華街や駅近に住みたい方にとっては、中古物件のほうが断然探しやすくなっています。
また、新築よりも中古住宅の方が費用を抑えられるという点も中古住宅を選択する理由のひとつです。注文住宅で自分の思い通りのマイホームを作ろうとすると新築建売よりも費用がかさんでしまいます。しかし、中古住宅の場合すでに土台はできているので、内部の柱などに問題がなければ、安く済ませることができます。このようなことから、今中古住宅が注目を集めているのです。
リノベーションのデメリットを理解して中古住宅を探そう
中古住宅はメリットばかりかと思えばそうではありません。もちろんデメリットもあります。購入する際に、外装や内装の瑕疵はチェックできても、建物の枠組みの状態は壊してみないと確認することができません。
もちろん、ホームインスペクターや専門家にお願いすればわかることもありますが、内部の柱や枠組みの状態に問題があった場合には、リノベーション費用が余計にかかってしまうので、注意が必要です。
瑕疵について、中古住宅では売主が法人の場合は2年間保証されます。ですが、個人が売主の場合は、瑕疵担保期間が3ヶ月間、あるいは、物件が古いと保証がないケースもありますので、契約書の確認が必要となります。
保証に不安がある場合には、「リノベーション適合住宅」の取得をお勧めします。リノベーション住宅推進協議会が定める品質基準に沿ってリノベーションを行ったことを証明するもので、構造部分は5年、それ以外は2年間の保証を受けることができるので、中古住宅を考えている方にオススメです。
